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興味津津/興味津々
きょうみしんしん |
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作家
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作品
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柳宗悦 |
【京都の朝市】
京都の朝市に匹敵するのは、北京の泥棒市、巴里の蚤の市、倫敦のカルドニアン・マーケット等、何れも興味津々たるものである。こういう市は、とりすました骨董商の店などとは凡そ違って、訪ねる方も気楽だし、又選択も自在だし、値らしい値もないこととて、掘出しの興味が甚だ多い。
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佐野昌一 |
【虫喰い算大会】
しかししばらくこの計算をながめていると、そのうちに有力なる手懸りが発見されるのだ。そこが興味津々たるところだ。
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坂口安吾 |
【明治開化 安吾捕物 その三 魔教の怪】
「イエ、それは大そう興味津々たる事柄ではありませんか。さッそく牧田さんに首実検をおねがい致すことにしましょう」
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倉田百三 |
【学生と先哲 ――予言僧日蓮――】
日蓮のかような自負は、普遍妥当の科学的真理と、普通のモラルとしての謙遜というような視角からのみみれば、独断であり、傲慢であることをまぬがれない。しかし一度視角を転じて、ニイチェ的な暗示と、力調とのある直観的把握と高貴の徳との支配する世界に立つならば、日蓮のドグマと、矜恃と、ある意味で |
愛知敬一 |
【ファラデーの伝 電気学の泰斗】
おもにファラデーの手紙によったもので、最も確実な伝記に違いない。しかし読んで興味津々たるものとはいえない。ファラデーの書斎、実験室等の画もはいっている。
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太宰治 |
【惜別】
とにかく僕は、もっともっと日本を研究してみたい。興味
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宮本百合子 |
【獄中への手紙 一九四三年(昭和十八年)】
最もひどいワナがそこにあったのよ、ブランカはロボーが全群に止れと云って自身では一つ一つとワナを神のような技でアバイテいるとき、ひょいと好奇心をうごかして牛の頭をいじくりに行ってひっかかったのです。興味津々たる話でしょう。ユリがこの話を非常によく心に刻まれているわけもそこのモラルもお察し下さい。詩の話は別便で。雨になって来たことね。
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海野十三 |
【蠅男】
奇人館の主人は、なるほど奇人じみていた。検事はそれをうまくあしらいながら、署長たちに断りをいって、ドクトルのお伴をすることになった。帆村は、はじめて見た鴨下ドクトルの去ったあとを見送りながら、 「フーム、実に興味 |
岸田國士 |
【泉】
それやどんな想像でも働かせるが、その想像に誰一人自信をもたぬといふ、まつたく例外に属する女性の一人でね、僕はつくづく思ふんだが、どうして、今の日本にあんな女ができあがつたかと不思議でもあり、また、興味津々でもあるよ。あゝ僕一人で喋つたが、今のことは気にしないでくれたまへ。むろん、僕からあの女に余計なことは云はせん。えゝと、あとなにか聞いておくことあるかな」
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夢野久作 |
【鼻の表現】
鼻の欠け落ちた大怪像スフィンクスの |
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