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豪放磊落
ごうほうらいらく
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作家
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作品
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【黒田如水】
忠義に対する冷遇、出る杭は打たれ、一見豪放磊落でも天衣無縫に縁がなく、律義と反骨と、誠意と野心と、虚心と企みと背中合せの如水にとって、禅のひねくれた虚心坦懐はウマが合っていたのである。
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【佳日】
その料理屋に於いて、この佳き日一日に挙行せられた結婚式は、三百組を越えたという。大隅君には、礼服が無かった。けれども、かれは豪放磊落を装い、かまわんかまわんと言って背広服で料理屋に乗込んだものの、玄関でも、また廊下でも、逢うひと逢うひと、ことごとく礼服である。さすがに大隅君も心細くなった様子で、おい、この家でモオニングか何か貸してくれないものかね、と怒ったような口調で私に言った。
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【三人の師】
画学校時代の松年先生は、ほかの先生方と違って豪放磊落なやりかたで、学校でも他の先生方といくぶん意見が合わなかったのらしい。
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【血液型殺人事件】
一体毛沼博士は、外科の教授に在勝な豪放磊落な所があって、酒豪ではあるし、講義もキビキビしていて、五十二歳とは思えない元気溌剌たる人で、小事には拘泥しないという性質だった。
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【オリンポスの果実】
横浜を出てから一週間も経った頃、朝の練習が済むと、B甲板に、全員集合を命ぜられました。役員のひとりで、豪放磊落なG博士が肩幅の広い身体をゆすりあげ、設けの席につくと、みんなをずっと見廻したのち、
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【つづれ烏羽玉】
頼は梅田雲浜老女村岡ら三十余人とともに京師から護送されて、正月九日江戸着、目下は松山藩松平隠岐守の屋敷に預けられて評定所の糺問を受けているのだった。この詩は、豪放磊落な三樹が、終天の恨みをこめ軍駕籠で箱根を越えるときに詠じたもの、当時勤王の志士たちは争ってこれを口ずさんでいた。
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【大菩薩峠 椰子林の巻】
駒井が研究に没頭して事務に遠ざかる時は、お松でなければ駒井に代って取りしきる人がありません。田山白雲は豪放磊落を以て鳴り、このごろは、その附近の異風景の写生に専らで、義務として開墾に応分の力を出すほかには、細務に当るの余暇がない。時としては、島めぐりに日を重ねて帰ることさえある。
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【三国志 草莽の巻】
関羽は、彼の姿を見たとたんに、胸へずきと不吉な直感をうけた。いつもの張飛とは別人のようだからである。元気もない。ニコともしない。――あの豪放磊落な男がしおれ返って、自分の前に頭を下げているではないか。
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Last updated : 2024/06/28