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金剛不壊
こんごうふえ
作家
作品

幸田露伴

【風流仏】

恋恋恋れんれんれんこい金剛不壊こんごうふえなるがせい

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小島烏水

【不尽の高根】

鳥居は六十一年目に立て替える定めだそうで、今のは二十七回だと、立札がしてあるが、そんなことはどうでもいい。登山者の眼中には、金剛不壊こんごうふえの山の本体の前に、永久性の大鳥居がただ一つあるばかりだ。

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菊池寛

【二千六百年史抄】

千早、赤坂、吉野のうち、赤坂、吉野は落ちたが、千早城のみは、賊の大軍に囲まれながら、金剛山に因んで、金剛不壊ふえの姿を示した。

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和辻哲郎

【樹の根】

それは外郭に連なる山々によって平野から切り離された、急峻な山の斜面である。幾世紀を経て来たかわからない老樹たちは、金剛不壊という言葉に似つかわしいほどなどつしりとした、迷いのない、壮大な力強さをもって、天を目ざして直立している。

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岡本かの子

【宝永噴火】

この肉体を天地にたたきつけて、天地を自分の命令通り動かせる自分の肉体とするまでは思い絶たない望みであるのだ。天地と自分と一枚の肉体となって、そこに金剛不壊こんごうふえの自己を打ち樹てる。そこまで行かねば刃を退かない勝負の修業だった。

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久生十蘭

【魔都】

いや、実際、この百倍の誇張を用いても、この時の真名古の心情を充分に形容することは困難であろう。切磋骨を刻むが如き努力の成果と、金剛不壊の真名古の信念は、こういう恍けた二つの現象によって、今やガラガラと音を立てて崩壊してしまったのである。

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吉川英治

【宮本武蔵 空の巻】

彼の振る棒には、一定の法則があるし、彼の踏む足といい、五体のどこといい、武蔵から見て、これは立派な金剛不壊こんごうふえの体をなしている。かつて出会った幾多の達人中にも考え出されないほど、この泥くさい田夫でんぷの体の爪の先までが、武術の「道」にかない、そして武蔵も求めてやまない、その道の精神力に光っているのだった。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2024/06/28