|
■このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
広大無辺
こうだいむへん |
|
作家
|
作品
|
---|---|
芥川龍之介 |
【往生絵巻】
五位の入道 阿弥陀仏よや。おおい。おおい。――この
|
芥川龍之介 |
【邪宗門】
「天上皇帝の御威徳は、この大空のように広大無辺じゃ。何と信を起されたか。」と、
|
寺田寅彦 |
【さるかに合戦と桃太郎】
おとぎ話というものは、そういう人間世界の事実と方則を教える科学的な教科書である。そうして、どうするのが |
幸田露伴 |
【東西伊呂波短歌評釈】
東 塵積つて山西 地獄の沙汰も金
東は小善小悪も之を
|
幸田露伴 |
【印度の古話】
もし人ありて慈悲心をもて |
坂口安吾 |
【Pierre Philosophale】
それからの呂木はすてばちを愛した。破壊のみ唯一の完成であることを考へられてならなかつた。そのころ酒が味と喜びを失つてゐたが、呂木は無理に酒をのんだ。港と季節が流れ、そして呂木は、それ程の時もたたぬうちにひどく疲れてしまつた自分を見出して、もはや白日を歓喜する熱狂にさへ乗りきれない自分をあはれんでゐた。落胆それ自身が老いてしまつた自分を見た。哲学の石は育てることも捨てることもできない。 そして彼は広大無辺な落胆のなかに、無味乾操な歎きを知つた。 |
知里幸恵 |
【日記】
神様は絶対公平の愛なのだ。私は広大無辺の宇宙を思ふ時にさう思ふ。そして、また最も小さい小さい虫を見ても草花を見てもさう思ふ。
|
牧野信一 |
【雪景色】
泥棒の忍び声のやうな囁きで滝は、目を醒すと一処に床を蹴つた。細君から電話が掛つて来る時分には彼は、酒徳利の載つた朝飯の膳を縁側近くに用意して、新しく取り寄せた箱根細工の脇側などに凭りかゝりながら深刻な眼つきでA・Bの活躍を視守つた。――滝は、「頭の中へ持ち応えてゐる六ヶ敷い仕事!」も「愉快な韻文的空想!」も「架空の物語!」も「眼の前の細事は一切没却した広大無辺な無呵有の空に咽んでゐた筈の忘我の詩境!」も「ナンシー・リー」も「電話!」も「怖ろしい吹雪!」も「たゞ見る一面の雪景色!」も「……一気呵勢!」も、何も彼も鵞毛の如く散乱して、ひたすら池を瞶め、獲物を待つ尊大なブルジヨアであつた。
|
加藤道夫 |
【なよたけ】
まるで、夢のような気がするよ。やれ、位が一つ上ったと云っては |
泉鏡花 |
【婦系図】
「失礼な事を云うようですが、今日の |
|