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厚顔無恥
こうがんむち |
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作家
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作品
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太宰治 |
【返事】
どうして、こんなに厚顔無恥なのでしょう。カルチベートされた人間は、てれる事を知っています。レニンは、とても、てれやだったそうではありませんか。殊に外国からやって来た
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辻潤 |
【惰眠洞妄語】
私にとっては現実を肯定するということは厚顔無恥に生きるということの別名に過ぎない。――厚顔無恥も度々繰返している間には無邪気に思われるようにさえなって来る。私は自分が厚顔無恥であるということを時々意識することによって、自分に不愉快を感じさせられる。――従って私は鏡にうつる自分の姿を見ることをあまり好まない。 |
与謝野晶子 |
【非人道的な講和条件】
政界や実業界には、こういう時代遅れの態度を持った人たちがまだ全く勢力を占めています。彼らは個人的にも国家的にも、唯だ利己主義的な欲望さえ満足すれば好いので、それ以上の高遠な理想を持っていませんから、正義は要するに鬼の |
豊島与志雄 |
【秋の気魄】
秋は淋しい、というのは真実である。秋はあらゆるものの外皮を、不用なものも必要なものも、凡ての外皮を、自ら振い落さしめて、万物を裸のままでつっ立たせる。秋を淋しくないと云う者は、衣服を脱いで真裸でつっ立つ折の、妙に佗しい頼り無い淋しさを、鈍感のためにか或は厚顔無恥のためにか、身に感じないていの者であるに相違ない。
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夢野久作 |
【近世快人伝】
下では幾流れとなく板を並べた上に食器を並べて、避難民式に |
織田作之助 |
【大阪の可能性】
そしてまた、相当人気のある劇作家や連続放送劇のベテラン作家や翻訳の大家や流行作家がこんな紋切型の田舎言葉を書いているのを見ると、彼等の羞恥心なき厚顔無恥に一種義憤すら感じてしまうのだが、大阪弁が紋切型に書かれているのを見ても、やはり「ばかにするねい!」(大阪人もまた東京弁を使うこともある)と言いたくなる。
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久米正雄 |
【良友悪友】
――初めは、世間の人々の |
夢野久作 |
【冗談に殺す】
「……駄目です。冗談は止して下さい……僕を引っぱったら君等の面目は立つかも知れないが、僕の面目はどうなるんです。面目ばかりじゃない、飯の喰い上げになるじゃないですか。厚顔無恥にも程がある。……失敬な……
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中里介山 |
【大菩薩峠 弁信の巻】
兵馬は呆れ果てて、この厚顔無恥なる女の底の知れない図々しい
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吉川英治 |
【私本太平記 黒白帖】
しかし、北朝 |
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