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口頭試問
こうとうしもん
作家
作品

下村湖人

【次郎物語 第五部】

次郎は、きいていて歯がゆかった。――朝倉先生は、これではまるで荒田老に口頭試問こうとうしもんでもうけているようなものではないか。屈従くつじゅう謙遜けんそんではない。先生は、どうしてもっと積極的にものをいわれないのだろう。

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平田禿木

【趣味としての読書】

最近某大学の卒業論文口頭試問の席へたち会つて、英文学専攻の卒業生がそれぞれ皆立派な研究を発表してゐるのに感服した。主なる試問者は勿論その論文を精査した二三の教授諸氏であつたが、自分もそばから折々遊軍的に質問を出して見た。

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戸坂潤

【獄中通信】

家のお正月は如何。嵐子及び月子の誕生祝は如何。――口頭試問の用意に、お父さんの職業は判っていても業態の説明が出来ぬと閉るから、おバアチャンやお母さんによく聴いておくこと。一月の面会、引越し後に無駄足をしてもいいだけの時間の余裕を見た方がよかろう。――東亜文化協会から通信あり成功をよろこんでいる。

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宮本百合子

【新入生】

舟橋聖一氏が四月号の『文芸』に「愛児煩悩」という短篇をかいておられるが、そこにも女学校入学試験のために苦しむ親の心、子の心が語られていて印象にのこった。口頭試問というものが、いろいろむずかしい問題をふくんでいるということが、この小説から与えられた印象の焦点をなした。

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高木貞治

【回顧と展望】

さて僕が「やる積りです」と言ったところが,「それでは代数函数は何で定まるか?」と早速口頭試問だ.即答ができないでいる裡に,「それはリイマン面で定まる」と先生が自答してしまった.

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平山千代子

【転校】

私が転校試験を受けたときに、理科の口頭試問をやつた先生――そして、会ふや否や
「ヘツヘツヘ。あなたが局長さんのお嬢さんですか、さうですか、ヘツヘ、どちらの学校……エ? 女子大の附属、さうですか、どうりでヘツヘツヘ……学校は東京に限りますな」とつまらぬことばかりしやべる

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太宰治

【正義と微笑】

最後は口頭試問であった。番頭さんに一人ずつ呼ばれて、連れられて行く。口頭試問の部屋は、さっきの朗読の部屋であった。けれども部屋の中の雰囲気は、すっかり違っていた。

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織田作之助

【青春の逆説】

(こんなに腹を立てていては、口頭試問の成績は悪いに決っている)さすがに自分にもそう言い聴かせるぐらいだった。

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豊島与志雄

【オランウータン】

一度放浪した者には東京での就職は無理だろう、というようなことから、酒間の冗談に、私が某会社の重役となり、彼が学校出たての青年となって、口頭試問をやってのけた。

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Last updated : 2024/06/28