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明哲保身
めいてつほしん
作家
作品

中島敦

【弟子】

 そう言われれば一応はそんな気がして来るが、やはり釈然としない所がある。身を殺して仁を成すべきことを言いながら、その一方、どこかしら明哲めいてつ保身を最上智と考える傾向が、時々師の言説の中に感じられる。それがどうも気になるのだ。他の弟子達がこれを一向に感じないのは、明哲保身主義が彼等に本能として、くっついているからだ。それをすべての根柢こんていとした上での・仁であり義でなければ、彼等には危くて仕方が無いに違いない。

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中里介山

【大菩薩峠 恐山の巻】

そこへ行くと、我輩はむしろ敵ながら近藤の蛮勇をとるよ。近藤や土方ひじかたは、討死のできる奴だが、勝や山岡を見てい給え、明哲保身とかなんとかで、うまく危ないところを切り抜けて、末始終は安全を計るやからだから見てい給え、我輩は、勝や山岡流の智勇よりは、近藤土方流の愚勇を取るよ

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2024/06/28