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名誉回復
めいよかいふく |
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作家
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作品
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菊池寛 |
【吉良上野の立場】
上野は混乱した頭の中で、(わしは内匠頭に殿中で斬られたために、強欲な意地悪爺のように世間に思われた。わしの方が何か名誉回復のために仕返しでもしたいくらいだ。それだのに、わしが前に斬られかけたということが、なぜ今度殺される理由になるのか。まるきり物事があべこべだ) 人々が黒々と集って来た。 |
豊島与志雄 |
【野ざらし】
「先生のお蔭で、私すっかり名誉を回復しましたわ。」何が名誉回復だか僕には分りませんでしたが、彼女の喜んでるのが僕にも嬉しい気がしました。雑誌は社から既に一部送って来てると云うと、でもこれは私から差上げるのだと云って、置いてゆきました。原稿料はあなたが書いたんだからあなたのものだと云うと、そんな機械的な仕事の報酬は社から貰ってると云って、それも置いてゆきました。 |
中里介山 |
【大菩薩峠 間の山の巻】
「お嫌いでげすか。先年はあすこで弥次郎兵衛喜多八の両君が、首尾よく大失敗をやらかして、みんごと江戸っ児の面(かお)へ泥を塗ってしまったところでげす、そこでこのたびは道庵先生と仙公とが相提携して、その名誉回復なぞはいかがでございますな、ぜっぴお伴を致したいものでげす」
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