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面目一新
めんもくいっしん |
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作家
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作品
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海野十三 |
【国際殺人団の崩壊(ほうかい)】
鬼村博士のする事には無駄がない。その優秀な頭脳は各学会に、さまざまのすばらしい研究問題をあたえて、日本否(いな)世界の科学界を面目一新させようとしている。博士自身も、この研究所に自(みずか)ら一分科を担任して、終日(しゅうじつ)試験管やレトルトの側(そば)をはなれない。
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大杉栄 |
【自叙伝】
僕はこの自叙伝を書く準備をしに、最近に、二十年目で新発田へ行って見た。その間には、もう十幾年か前に鉄道がかかって、そこに停車場もできている。ほとんど面目一新というほどに変っているだろうと期待して行った。そしてほとんどどこもかも、まるで二十年前そのままなのに驚かされた。
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中井正一 |
【組織としての図書館へ ――マックリーシュの業績――】
そこで彼は、副館長のもとに、整理の全組織を統一せしめる大手術を加えた。そして、事務局の理事に有能の士ベルナール・クラップ氏(現副館長)を据えて、全体を精密機械の如く組織化したのである。かくして、全く面目一新して、「この戦いに勝ったのは国会図書館の能率化にある」と人をしていわしめる、集団組織にまとめあげていったのである。 |
宮本百合子 |
【獄中への手紙 一九四四年(昭和十九年)】
本棚の面目一新いたしました。竹早町にあった低い方の本棚はいつも座右にあり特別の棚なのですが、こんど入れかえて、これからよむものを(文学のもの)第一段、という風にして、友達のゴタゴタした本はみんな別の棚にうつしました。
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相馬愛蔵 |
【一商人として ――所信と体験――】
経費はいたずらに嵩むばかりで、経営に無理があればそれは必ずお客様に映じ、わざわざお出向き下さるお客も次第に減ずるであろう。よく売れていた店が広く堂々と改造され、面目一新してしかもにわかにさびれる例は、世間にあまりに多いのである。
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ビクトル・ユーゴー |
【レ・ミゼラブル LES MISERABLES 第二部 コゼット】
ジャン・ヴァルジャンがいたパリーのその一地点は、サン・タントアーヌ郭外とラーペの一郭との間であって、その後の工事のために今は全くありさまが変わってる場所の一つである。ある者はそれを醜化だと言い、ある者はそれを面目一新だと言うが、とにかく変わってしまった。畑地や建築材置き場や古い建物はもうなくなってしまっている。
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