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二枚看板
にまいかんばん |
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作家
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作品
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正岡容 |
【初看板】
その土地に昔の名人で土橋亭(どきょうてい)りう馬という人の弟で今は料理屋の旦那の志ん馬(ば)、この志ん馬と小まつさんとが二枚看板で上田の芝居小屋を開けたのですが、あまりの大入りで二日目に志ん馬、咽喉を痛めてしゃべれなくなってしまった。
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正岡容 |
【小説 圓朝】
文楽は近ごろ上方からかえり、向こうの噺をふんだんに仕込んできた売れっ子のパリパリ。つまり今夜の万長亭は圓生、文楽の二枚看板なのだった。
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吉行エイスケ |
【大阪万華鏡】
芝居裏の二枚看板、ちゃちなぽん引にうっかりつれこまれようとして、あわてて羽織芸妓(げいぎ)の裾のもとをかいくぐって、食傷路地に出てくると、鶴源の板前が瑪瑙(めのう)色に塗った魚類の食楽地獄だ。立並んだ軽便ホテルの裏街から、ホテルの硝子(ガラス)戸ごしに見える、アカダマの楼上のムーラン・ルージュが風をはらんでいる。
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