ご利用について
参考書
四字熟語  を     表示  件
このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
忍苦精励
にんくせいれい
作家
作品

吉川英治

【三国志 五丈原の巻】


 ときに孔明もまた、以来漢中にあって軍の再編制を遂げ、その装備軍糧なども、まず計画どおり進んだのでおもむろに魏の間隙をうかがっていた。
 呉の大捷たいしょうを伝えて、成都から三軍へ酒を賜った。孔明は、一夜盛宴を張って、恩賜を披露し、あわせて将士の忍苦精励をなぐさめた。
 すると、宴たけなわの頃、一陣の風がふいて、庭上の老松の枝が折れた。孔明はふと眉を曇らせたが、なお将士のかん興醒きょうざめさせまいと、何気ない態で杯をかさねていると、侍中の一士が、
「ただ今、趙雲ちょううんの子趙統ちょうとう趙広ちょうこうが、二人して参りましたが、これへ召しましょうか」
 と、取り次いできた。

青空文庫で読む  

 
  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

おすすめサイト・関連サイト…

Last updated : 2024/06/28