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柔和温順
にゅうわおんじゅん |
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作家
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作品
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福沢諭吉 |
【女大学評論】
世間普通の例に男同士の争論喧嘩は珍らしからねど、其男子が婦人に対して争うことは稀なり。是れも男子の自から慎しむには非ずして、実は婦人の柔和温順、何処となく犯す可らざるものあるが故ならん。
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三遊亭圓朝 |
【政談月の鏡】
じっと下河原清左衞門の顔を見て居りましたが、人は見掛けに依らんものと見えて柔和温順の人に悪人があったり、或(あるい)は人殺しでもしそうな強(こわ)い顔色(がんしょく)の者に却(かえ)って誠の善人がある、解らんものでございますから名御奉行は皆向うの云う事を聞きますに、心に蟠(わだかま)りがあると言葉に濁りがあるから、目を眠って裁判を致されたと申しますが、依田様も吟味中は目を眠って先の云う事を聞かれました。
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三遊亭圓朝 |
【真景累ヶ淵】
肝腎の知っている甚藏が殺されましたから、惣右衞門は全く病死したのだと心得て居りますが、中には疑がっている者も有りまして、様々いうが、マア名主の跡目は忰(せがれ)惣次郎、誠に柔和温順の人でお父(とっ)さんは道楽のみを致しましたが、それには引きかえ惣次郎は堅くって内気ですから他(た)に出たことも無い人でございますが、
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