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冷淡無情
れいたんむじょう
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作家
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作品
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【日本男子論】
例えば私有の権というが如きは、戸外において最も大切なる箇条にして、これを犯すものは不徳のみならず、冷淡無情なる法律においても深く咎むる所なれども、一歩を引いて家の内に入れば甚だ寛かにして、夫婦親子の間に私有を争うものも少なし。
然るに戸外の公徳は、ややもすれば道理に入ること多くして、冷淡無情に陥らんとするの弊なきにあらず。最も憂うべき所にして、ある人の説に十全の正直は十全の親愛と両立すべからずといいしも、この辺の事情を極言したるものならん。
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【霜凍る宵】
それでもどうかしてはまたたまらなくなって、どんな羞を忍んでも厭わないから、一度会ってこちらの悲しい真心を立ち割って話して見たならば、いかに冷淡無情を商売の信条と心得ている廓者でも、よもやこちらの赤誠が通じないことはあるまい。
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【ドグラ・マグラ】
ホンニ心から真情籠めて。治療すつもりで介抱するのは。実のところが母親ばっかり。それも真実わが腹痛めた。息子か娘が患者の場合じゃ。ほかの骨肉の連中と来たなら。同じ血分けた父兄弟でも。実に冷淡無情なものだよ。殊にお若い妻君なんぞは。
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Last updated : 2024/06/28