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論功行賞
ろんこうこうしょう
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作家
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作品
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【思い出草】
今思えば十一年八月二十三日の夜であった。夜半に近所の人が皆起きた。私の家でも起きて戸を明けると、何か知らないがポンポンパチパチいう音が聞える。父は鉄砲の音だという。母は心配する、姉は泣き出す。父は表へ見に出たが、やがて帰って来て「何でも竹橋内で騒動が起ったらしい。時々に流丸が飛んで来るから戸を閉めておけ」という。私は衾を被って蚊帳の中に小さくなっていると、暫らくしてパチパチの音も止んだ。これは近衛兵の一部が西南役の論功行賞に不平を
懐いて、突然暴挙を企てたものと後に判った。
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【大菩薩峠 山科の巻】
いったん浅井長政の妻となって、浅井氏亡ぶる時に里へ戻された信長の妹お市の方は、美男として聞えた信長の妹であり、国色として絶倫な淀君の母であるだけに、残んの色香人を迷わしむるものがあって、浅井亡びた後の論功行賞としては、この美しい後家さんを賜わりたいということに、内心、織田の宿将どもが鎬を削ったが、そこは貫禄と言い、功績と言い、順序と言い、柴田に上越するものはない。
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Last updated : 2024/06/28