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老婆心切
ろうばしんせつ 「 老婆心切を老婆親切と書く向きがあるが、三文字の場合「老婆親」とは書かない。 |
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作家
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作品
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尾崎紅葉 |
【金色夜叉】
然し、こうしてわざわざ尋ねて来たものであるから、
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坪内逍遙 |
【小説神髄】
我が
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滝沢馬琴 |
【馬琴書翰集・天保九年十月二十二日 篠斎宛】
此書とゝもに、御歌も永く世に伝んとのミ思ひし老婆深切ニて、君達より加入してくれと頼れ奉りしにあらねバ、
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夏目漱石 |
【倫敦消息】
また一般の挙動も大に |
有島武郎 |
【惜みなく愛は奪う】
私はこれ以上をもうお前にいうまい。私は老婆親切の
然し彼等の最上の宝なる個性の権威は全く顧みられなかった。美しく 私の意味する本能を逆用して、自滅の方に進むものがあるならば、私はこの上更にいうべき何物をも持たぬだろう。本当をいえば、誤解を恐れるなら、私は始めから何事をもいわぬがいいのだ。私は私の柄にもない |
中里介山 |
【大菩薩峠 他生の巻】
しかし、医者はその職業の性質上、科学者でなければならないことを知っているはずの先生ですから、科学を軽蔑するつもりはないにきまっている。近く寄って見ることを悪いとはいわないが、遠く離れて拝むことを忘れてはならないとの老婆親切かも知れません。偉大なる科学者は必ずこの二つを心得ている――というような気焔は揚げませんでした。
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「
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作家
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作品
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夏目漱石 |
【私の個人主義】
以上はただ私の経験だけをざっとお話ししたのでありますけれども、そのお話しを致した意味は全くあなたがたのご参考になりはしまいかという |
織田作之助 |
【鬼】
「――いや、その積りはなかったんだが、はいってた筈の財布にうっかりはいっていなかったりはいっていても、雑誌社から来た為替だけだったりしてね、つい、立て替えさせてしまったんだね。――そうか、そんな風に思われているのか」不思議そうな顔をしていた。 「へんな老婆心を出すようだが、料理屋なら話して為替で払えばいいじゃないか」 「そうも思ったんだが、実はその為替期間が切れて無効になってるんだよ」 |
太宰治 |
【虚構の春】
どこか
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