|
■このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
縷縷綿綿/縷々綿々
るるめんめん |
|
作家
|
作品
|
---|---|
宮本百合子 |
【獄中への手紙 一九四四年(昭和十九年)】
マア、何てきょうはおかしい日だろう、さすが防空演習でさわいだ丈あると、何となしこれも苦笑に近い気持がしました。総てのことについて私が全く局外にお かれていたということは何とよかったでしょう、五時間(八時まで)縷々綿々として、些末な描写にうむことない話をききました。
|
宮本百合子 |
【ヒューマニズムへの道 ――文芸時評――】
さほど遠い過去でないある時期には、プロレタリア作家が人間らしく、正直になるということは取りも直さず、社会の全体性と切り離され、対立的に見られる一 俗人としての弱さ、自己撞着などを、何故それが彼の中にあるかという真剣な、真に芸術らしい解剖にまでは肉迫することのない縷々綿々的な叙述で描かれるこ とであるかのように思われたことがあった。読者としてそれを求めた感情があった。
|
|