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塞翁乃馬/塞翁の馬
さいおうのうま |
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作家
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作品
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太宰治 |
【竹青 ――新曲聊斎志異――】
むかし春秋戦国の世にかの |
永井隆 |
【ロザリオの鎖】
私は私の前にラッパを吹いたのだった。右手のなすところは左手どころか群衆に見せびらかしてやったものだ。教会の事業として、神のご光栄のためにと口では宣伝していたけれども事実は私の事業として、私の名誉のために行なっていたのである。教会の名を利用し、神をだしに使って私の名を売ったのだ。それのみではない。将来の百倍の報いをあてにして施したのだ。貧しい人々を訪れていろいろの親切を尽くしたかもしれないが、そのときの私の言動に、将来の報恩を期待する何物かがあったのではなかろうか?──なあに、困るときはお互いさまですよ。人間万事塞翁の馬、あなただって今に成功しますよ。私も落ちぶれることがないとも限らない。まあ助けられたり、助けたり、これが浮き世の人情です。──そんなことをきっと言ったにちがいない。
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違星北斗 |
【北斗帖】
塞翁の馬で今年も暮れにけり
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