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山光水色
さんこうすいしょく |
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作家
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作品
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小島烏水 |
【上高地風景保護論】
一方において、市内の学者たちが、山岳研究会を開催し、山岳地の宿屋は、山光水色の美しさを呼び物にして、登山客を吸引している傍らに、他の一方において森林の伐採を公許して、風景を残賊しているような矛盾衝突した現象を、この国人は何と見られるであろうか、
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幸徳秋水 |
【筆のしづく】
安部磯雄君の『地上の理想国、瑞西』の一書は、瑞西の政治、経済、教育、社会の状態を説述して其詳を極むる者、稿既に脱して今印刷者の手に在り、其発行は応さに数日の内に在る可し、吾人は同志諸君と共に此書に依りて平生の渇想を慰するを得ん哉、嗚呼日本の明媚なる山光水色は決して瑞西のそれに譲るなし、而して其民をして亦瑞西の如くならしむるもの、果して誰が任ぞや。
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井上円了 |
【南半球五万哩】
十八日、晴れ。午後六時、豊島昌氏とともに汽車に投じ、サンパウロ市に向かう。同市は当国第二の大都会なり。その距離二百五十マイル余、夜暗くして山光水色を吟賞するを得ず。
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