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三拝九拝
さんぱいきゅうはい |
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作家
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作品
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新渡戸稲造 |
【自警録】
使節が馬車に乗って行くと、両側の子供らが「あれは日本でいうと三拝九拝にあたる、あの子供はあなた方に最敬礼を表しているのである」 といった。 |
正岡容 |
【小説 圓朝】
お前は何もおもうことはない、不平も不満も希望すらも要らない、まだいまのうちは。ただただここの家に置かせていて貰うってことだけでいいとしろ。 前途も糞もあるものか、ただ現在――現在だけをありがたいと三拝九拝していろよ、そこからきっと「路」が拓ける。 でも、でも、そんな「路」が拓けるなんてことはずっと、ずうっと、あとのことだ。 |
坂口安吾 |
【日本文化私観】
僕達は刑事になりすまして、大本教の潜伏信者の様子などを訊ねてみたが、馬方は泥酔しながらも |
海野十三 |
【毒瓦斯発明官 ――金博士シリーズ・5――】
燻精には、何やら腑におちかねる点もあったが、今が |
夢野久作 |
【近世快人伝】
或る夜のこと、死刑にする筈の四人の囚人が、破獄したという通知が来たので、奈良原典獄は直ぐに駈付けて手配をさせた。そうして自身は制服のままお台場の |
太宰治 |
【如是我聞】
百年二百年或いは三百年前の、謂わばレッテルつきの文豪の仕事ならば、文句もなく三拝九拝し、大いに宣伝これ努めていても、君のすぐ隣にいる作家の作品を、イヒヒヒヒとしか解することが出来ないとは、折角の君の文学の勉強も、疑わしいと言うより他はない。イエスもあきれたってネ。
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横光利一 |
【夜の靴 ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師)】
私は道元禅書の中からノートヘ「奇拝――(弟子の三拝九拝に対して師の一拝の挨拶) 私は以上の五つを書き抜いてみて、次の随筆集の題を選びたく、思い迷っているとそこへまた久左衛門が現れた。私は本を伏せまた二人で庭の竹林に |
井上円了 |
【迷信解】
よって自ら思うには、これ必ず老狐の所為に相違なかろう。かかるときには老狐に謝してそのゆるしを得るよりほかに道なしと思い、地上に座して三拝九拝すれども、依然として暗夜のありさまなれば、老僕大いに困りおりたるところへ、ほかの通行者ありて、はるかに老人の地にひざまずき
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