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山紫水明
さんしすいめい |
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作家
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作品
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芥川龍之介 |
【続野人生計事】
これをしも芸術と云ふ |
井上円了 |
【南半球五万哩】
十三日、晴れ。午前十時入港。その地名はマンサニヨなり。サリナクルスより六百マイルを隔つ。峰巒草木茂生し、浜頭また深林鬱立す。久しく禿山のみを見てこの翠影に接するは、大いに目をたのしましむるに足る。
林丘抱レ海小湾円、翠影参差映二碧漣一、霜雪不レ侵墨南地、水明山紫是終年。
(林と丘が海をいだくように、小さな湾が円を形づくり、みどりの影がいりみだれて青いさざなみにうつっている。霜も雪も |
大町桂月 |
【國府臺】
遠き處は、早や暮煙低く横はる。一つに連なりし遠林、烟に分れて幾段にも見ゆ。小利根川、近く前を流る。冬の事とて、水落ち、洲出づ。見る/\、川が忽ちばつと明かになりぬ。斜陽が水を射る角度の具合にて、斯く明かになる也。赤に非ず、黄に非ず、白にあらず、唯明かといふより外なし。山紫水明とは、平生唯文字上に知りて、晩方になれば、水があかるくなるならむ位に思ひたるが、今はじめて、實際見て、その妙趣を知りぬ。『水明』とは、言ひ得て妙なるかなと、ひそかに感歎す。何處やらにて、伯勞鳴く。きび/\して、氣持よき聲也。
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石川三四郎 |
【吾等の使命】
自然は美しい。山下林間の静寂地に心の塵を洗ひ、水辺緑蔭の幽閑境に養神の快を貪るといふ様な事は、誰しも好ましく思ふ処である。然るに今日の農民は、美しい自然の中に生活しながら、其れを享楽することが出来ない。山紫水明の勝地は傷ましくも悉く都会のブルジヨア、金持達の蹂躙する処となつて、万人の共楽を許さない。
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九鬼周造 |
【外来語所感】
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山路愛山 |
【頼襄を論ず】
当時山陽外史の名隆々日の上るが如し。文人若し其許可を得れば |
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