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山中暦日
さんちゅうれきじつ |
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作家
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作品
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直木三十五 |
【南国太平記】
綱手は、半分の口惜しさ、悲しさと、半分の嬉しさとを抱いて、百城の戻って来る足音を聞いていた。百城は、障子を開けて「早く、お臥みなされ」 と、冷やかに云った。 「はい、貴下様から――」 「何刻であろうか、山中暦日無く、鐘声なし」 半分、節をつけて呟きつつ、手早く、着物を脱いで 「御免」 |
泉鏡花 |
【唄立山心中一曲】
「ちと耳がと饂飩屋の女房が口を入れた、――女房は鋳掛屋の話に引かれて、二階の座に加わっていたのである。 「そのかわり大まかなものだよ。店の客人が、飲さしの二合 「ははあ。」 「成程。」 私たちは、そんな事は |
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