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静邃閑寂
せいすいかんじゃく
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作家
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作品
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【火の柱】
篠田はやがて学生の群と別れて、独り沈思の歩を築山の彼方、紅葉麗はしき所に運びぬ、会衆の笑ひ興ずる声々も、いと遠く隔りて、梢に来鳴く雀の歌も閑かに、目を挙ぐれば雪の不二峰、近く松林の上に其頂を見せて、掬はば手にも取り得んばかりなり、心の塵吹き起す風もあらぬ
静邃閑寂の天地に、又た何事の憂きか残らん、時にふさはしき古人の詩歌など思ひ浮ぶるまに/\微吟しつ、岸の紅葉、空の白雲、映して織れる錦の水の池に沿うて、やゝ東屋に近きぬ、見れば誰やらん、我より先きに人の在り、聞ゆる足音に此方を振り向きつ、思ひも掛けず、ソは山木の令嬢梅子なり、
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Last updated : 2024/06/28