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千辛万苦
せんしんばんく |
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作家
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作品
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島崎藤村 |
【夜明け前 第一部下】
あの蝿帽子峠の手前に、クラヤミ峠というのがございます。」と儀十郎は言って見せた。「ひどい峠で、三里の間は「千辛万苦の旅ですね。」 と勝重も言っていた。 |
福沢諭吉 |
【成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ】
むかしの学問は学問が目的にして、ただその難きを悦び、千辛万苦すなわち千快万楽にして余念なかりしものなれども、今の学問は目的にあらずして生計を求むるの方便なり。生計に縁なき学問は、封建士族の事なりといわざるをえず。
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福沢諭吉 |
【瘠我慢の説】
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菊池寛 |
【仇討三態】
恐ろしい空虚が、彼の心を閉した。すべてが煙のように |
泉鏡花 |
【星女郎】
その頃は、もう生れかわったようになって、 |
林不忘 |
【安重根 ――十四の場面――】
敵の汝に逢わんとて
水陸幾万里 千辛万苦を尽しつつ 輪船火車を乗り代えて 露清両地を過ぐるとき 行装のたびごとに 天道様に祈りをなし イエス氏にも敬拝すらく 平常一度び逢うことの何ぞ遅きや 心し給え心し給え 東半島大韓帝国に心したまえ |
国枝史郎 |
【剣侠】
「長の月日お父上の敵、陣十郎めを討とう討とうと、千辛万苦いたしても、今に討つことならぬとは、われわれ二人神や仏に、見放された結果かもしれませぬ……将来どのように探そうとも、陣十郎の行衛結局知れず……知れず |
井上円了 |
【西航日録】
他日、一大プロフェッサーとなりて帰朝あるは、今より期して待つべきなり。また同氏の宅において、河口慧海氏に会するを得たるは、奇縁といわざるべからず。氏もまた哲学館出身にして、さきに千辛万苦をなめ、九死に一生を賭して、ヒマラヤ山中、無人の絶境に入り、ついに入蔵の目的を達するを得。
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夢野久作 |
【斬られたさに】
関所破りの疑いをかけたらしい腕利きの老人に、どこからともなく附き纏われまして生きた空もなく |
吉川英治 |
【三国志 赤壁の巻】
兄君の |
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