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絶対服従
ぜったいふくじゅう |
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作家
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作品
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下村湖人 |
【次郎物語 第一部】
正木の老人に対する彼の態度は、ほとんど絶対服従と言ってもいいくらいであった。また老人の方でも、命令ずくで彼に対するようなことは決してなく、むしろ、ちょっとしたことにも、なるべく彼を立てていく、といったふうがあった。
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太宰治 |
【親友交歓】
嘘だと思うなら、橋のそばの |
坂口安吾 |
【“能筆ジム”】
亭主が二階にあがり、スタジオに当てられた部屋に入って、戸をぴったり閉ざしているときなど、彼女は亭主は画を描き、でなければ読書三昧にふけっているものとばかり考え、不思議には思わなかった。それに、ニンゲルは古い型の亭主で、家族は彼に絶対服従、彼のすることには口をはさませなかったから、彼女にしても何をしているのか聞く勇気さえなかった。
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中里介山 |
【大菩薩峠 恐山の巻】
不破の関守氏は、仕立飛脚を連れて、自分の座敷の縁へ座布団をしいて腰をかけさせ、自分は室内の机の傍に控えてこう言いました――「いや、それは、こちらでもようくわかっているのですよ、我々はお銀様に対して、いま絶対服従の地位にいるのです、お銀様の計画の |
与謝野晶子 |
【婦人改造と高等教育】
ワイニンゲルが「女は我子に対しては母であるが、他人の子に対しては全く継母である」という意味の事をいっている通り、自分に親しい恋人や子に対しては絶対服従をも
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田畑修一郎 |
【石ころ路】
彼の重たい沈んだ顔に何か動くものがあるのは、喰物を見たときだけだ。彼は何でも喰べ物でさえあれば |
中島敦 |
【虎狩】
一同があわててテントの下へもぐり込んだ時、趙が |
宮本百合子 |
【風に乗って来るコロポックル】
自分の淋しかった生活の反動と、生れ付きの |
夢野久作 |
【ドグラ・マグラ】
……もうこうなっては仕方がない。何だかわからないが、これから若林博士の命令に絶対服従をしよう。
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吉川英治 |
【三国志 桃園の巻】
富豪は皆、財を捧げて、生命を乞い、寺院や民家は戸ごとに、大賢良師張角――と書いた例の |
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