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時機到来
じきとうらい
作家
作品

二葉亭四迷

【浮雲】

 機会おりている二日目の朝、見知り越しの金貸が来てお政を連出して行く。時機到来……今日こそは、と えりを延ばしているとも知らずして帰ッて来たか、下女部屋の入口で「慈母おッかさんは?」と優しい声。

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福沢諭吉

【新女大学】

世人の改新を促して自から謹ましめ以て国の体面を清潔にするは、何は扨置き目下の緊急事なりとて、いよ/\宿論発表の時機到来を認め、昨年八月中より遽に筆を執り、僅々三十日足らずの間に稿を脱したる次第なりと言う。

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清水紫琴

【当世二人娘】

 甲田は最早時機到来、次回君子の家をおとづれたる時には、いかにもして好機を見出し、少しく我が意中を傾潟してみむ。おそらく掌中の玉たるを失はざらむ。しかして君子の意思一度我に向へるを。隠微の間にだも認むるを得なば、さてこそ全くしめたものなり。

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吉川英治

【新書太閤記 第二分冊】

 元々、右近を清洲城へ出仕させておいたことは、たえず心配なことではあった。――なぜならば、左馬介はまだ本心から織田家へ復帰もしていなければ、服従する心もないからであった。
 その右近が、折よく、城壁の普請ふしん奉行を命じられたので、左馬介は、年来うかがっていた時機到来とばかり、早速、駿府の今川家へ向って先頃から密使を送って、
(織田家を討って、尾張一円を御司権ごしけんの下へ収めるのは今こそでござる。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2024/06/28