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十死一生
じっしいっしょう |
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作家
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作品
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幸田露伴 |
【蒲生氏郷】
何はあれ関勝蔵の一隊を境にして、前の諸隊は一揆勢に向い、後の三与は政宗に備えながら、そして全軍が木村父子救援の為に佐沼の城を志して、差当りは高清水の敵城を |
菊池寛 |
【碧蹄館の戦】
その武将の子である宗茂及びその一党、皆覚えあるものと思う、宗茂が三千は余人の一万に当るであろうと推挙するので、諸将尤もとして宗茂を先陣と定めた。若輩の宗茂は、歴々満座の中に面目をほどこして我陣屋へ帰ると、 |
直木三十五 |
【三人の相馬大作】
「討てるか」「一人を討っただけで、捕われるのも残念に思いますから、先生が、お手を下されないなら、手前討とうと存じます」 「討てるか」 「短銃で、討てようと思います」 「それもいい。相馬大作が、二人現れてはおもしろかろう」 大作は、眼を開いて微笑した。 「然し、短銃は、己を全うして、敵を討とうとする 「よく心得ております」 |
直木三十五 |
【南国太平記】
八郎太が、やがて、この宝燈の中へ消え去るべき自分だとも思ったり――或いは、もう一度この土の上で、同じように合掌して、歓喜に祈る自分の姿を想像したり――十死一生の勝負だとは信じていたが、自分の死ぬということが、少しも恐ろしくなく、胸を打つ程の想像も湧いて来なかった。自分の、包囲されて斬られるところを想像したが、人の斬られたのを見る程の感じもなかった。 一人が |
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