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情意投合
じょういとうごう |
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作家
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作品
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戸坂潤 |
【社会時評】
検事と司法警察官との関係は、従来は命令服従という冷かな形式のみの結合であったが、併し両者の関係はもっと温情あるものにならねばならぬ。兄弟も只ならぬように情意投合すべきだ。この理解と至誠との上に立った和を以て根本精神とし、弟を指導する意味で警官に接しなければならぬ。濫りに欠点を挙げ論駁攻撃を加え無能を懲罰するような監督者としての態度は、断然改めなければならぬ、というのである。
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魯迅 |
【阿Q正伝】
これもやっぱりその日の午前中の出来事だった。機を見るに敏なる趙秀才は革命党が城内に入ったと聞いて、すぐに辮子を頭の上に巻き込み、今までずっと |
大倉燁子 |
【耳香水】
十一時半までは皆離れて座っていましたが、ボーイが気を利かして勧めて歩きますので、情意投合した男女は軈て同じ食卓に向い合って腰掛けました。ボーイは万事呑み込んでいましていつもの習慣通りに京都をK夫人の処へ導いて同席させました。すると彼女はぷいと起って、離れた処に一人でいる上海の席へ行ってしまいました。京都は間の悪るそうな不快な顔をして唇を噛み、きっと後姿を睨んで居りましたが、その顔色は気味が悪いほど蒼白くなっていました。
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