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四海兄弟
しかいけいてい |
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作家
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作品
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高山樗牛 |
【瀧口入道】
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肝付兼行 |
【海島冐險奇譚 海底軍艦 序】
我か艦員の接待に、懇篤周旋の勞を取りし、妙齡の貴夫人令孃にして、總員八名一人の男子を混へす、我か明日の解纜を新紙に知り、來りて惜別の意を表せむか爲めならむとは。其風姿の美にして擧止の健なる、梅花積雪を凌くの慨あり。其公誼に厚く友愛に深き、以て四海兄弟の情を表するに足る。此の如くにして始めて大國民の母たり配たるに耻ちすと謂ふへし。
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陸羯南 |
【近時政論考】
八十九年における仏国大革命は実に国民的感情の第二変遷を来たせり。この革命はもと毫も国民的感情に関係なく、その鋒もっぱら旧慣の破壊に向かい、封建論を唱うる者を死刑に処したるがごときの点より見れば、むしろ国民的感情に反対するの観ありき。しかれども国民的政治は国民統一をもってその一条件となす。封建遺制の錯雑を一掃して、かの宣言書にいわゆる単一不分の共和国を立つるは、日本の維新改革に近似して内部における国民的精神の発達と言うべし。すでにして仏人の国民精神すなわち愛国心はその適度を越えてほとんど非国民精神を呼び起こしたり。宣言の一条たる四海兄弟の原則は端なく国民といえる
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吉川英治 |
【私本太平記 八荒帖】
年はこえて、すぐ正月がきていた。けれど新しい年の紀号も、 元弘三年 正慶二年(北方) と、敵味方によって ただ高時の |
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