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諸行無常
しょぎょうむじょう |
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作家
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作品
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正岡子規 |
【墓】
○こう生きて居たからとて面白い事もないから、ちょっと死んで来られるなら一年間位地獄漫遊と出かけて、一周忌の祭の真中へヒョコと帰って来て地獄土産の演説なぞは甚だしゃれてる訳だが、しかし死にッきりの |
森鴎外 |
【柵草紙の山房論文】
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高見順 |
【死の淵より】
金色にかがやく仏塔の下で
大理石の仏像に合掌して眼をとじていると
暑さのためもうろうとなった頭が
日かげの風で眠けをもよおし
ノックアウトされたボクサーの昏睡に似た
一種の恍惚状態に陥ったものだ
暑熱がすごい破壊力を発揮しているそこの自然は
眼に見える現実としての諸行無常を私に示し
悟りとは違うあきらめが私の心に来た
蓮の花の美しさに同じ私の心が打たれたのもこの時だ
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和辻哲郎 |
【古寺巡礼】
都を取り巻く諸寺の |
岡本かの子 |
【食魔】
鼈四郎は病友がいった通り、彼が死んでからも顔を描き上げようとはしなかった。隻眼を鼈四郎は病友の |
永井荷風 |
【江戸芸術論】
滑稽諧謔は実にこの両詩形の |
生田長江 |
【ニイチエ雑観 超人の如く潔き没落を憧憬するニイチエの日本精神に就て】
勿論、斯うした芸術に依る意志否定が単に一時的なものに過ぎないのに対して本当に恒久的に生への意志を否定し去つて呉れるものは、宗教的禁慾に依るところの方法であり、それより他に如何なる方法もあり得ない。扨て其の本当の意志否定が如何にして為されるかといふに、先づ諸行無常とも言ふ可き厭世観の徹底が、快楽追及の無益なることを感得せしめ、諸法無我にも比す可き、汎神論的世界観の徹底が、我と云ひ彼といふ如き個体的生存の、単なる幻覚的迷妄に過ぎないことを、証悟さして呉れる。 |
種田山頭火 |
【行乞記 (一)】
駅で、伊豆地方強震の号外を見て驚ろいた、そして関東大震災当時を思ひ出した、そして諸行無常を痛感した、観無常心が発菩提心となる、人々に幸福あれ、災害なかれ、しかし無常流転はどうすることも出来ないのだ。
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中里介山 |
【大菩薩峠 山科の巻】
「易という文字は、 |
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