■このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
生死流転
しょうじるてん
|
作家
|
作品
|
|
【滝口入道】 盛りの花と人に惜しまれ、世に歌われて、春の真中に散りにし人の羨まるゝ哉。陽炎の影より淡き身を憖ひ生き残りて、木枯嵐の風の宿となり果てては、我が為に哀れを慰むる鳥もなし、家仆れ国滅びて六尺の身おくに処なく、天低く地薄くして昔をかえす夢もなし。――吁々思うまじ、我ながら不覚なりき、修行の肩に歌袋かけて、天地を一炉と観ぜし昔人も有りしに、三衣を纏い一鉢を捧ぐる身の、世の盛衰に離れ得ず、生死流転の間に
彷徨へるこそ口惜しき至りなれ。世を捨てし昔の心を思い出せば、良しや天落ち地裂くるとも、今更驚く謂れやある。
|
|
【正雪の遺書】 一同の介錯を引受けた僧覚善に至っては、阿修羅のような顔をして、じっと聴耳を澄ましています。そして時々思い出したように、口の中でこんなことを唱えています。
「生死流転、如心車鑠、五百縁生、皆是悪逆、頓生菩提」
|
- それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
- このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。
|
Last updated : 2024/06/28