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春風秋雨
しゅんぷうしゅうう |
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作家
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作品
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芥川龍之介 |
【木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)】
彼が革命の健児たるの真骨頭は、千載の後猶残れる也。かくして粟津原頭の窮死、何の憾む所ぞ。春風秋雨七百歳、今や、聖朝の徳沢一代に光被し、新興の気運隆々として虹霓の如く、昇平の気象将に天地に満ちむとす。蒼生鼓腹して治を楽む、また一の義仲をして革命の暁鐘をならさしむるの機なきは、昭代の幸也。
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永井荷風 |
【江戸芸術論】
余は既に |
近松秋江 |
【湖光島影 琵琶湖めぐり】
私は好い鹽梅に老僧に會ふことが出來た。二晩厄介になつたお禮もいひ、話しに七十幾歳の高齡で、竹生島に小僧さんの時分からずつと定住してゐられるのだといふ。花は咲き鳥は歌ふことがあつても嘗て女人を解せず、 |
横瀬夜雨 |
【女子文壇の人々】
文學好の美しい從妹に感化されて、あの北の暗いしめやかな町に横瀬夜雨樣の詩に泣きつゝいつまでもいつまでも廣い本堂により添つてゐた二人の少女、今沁み沁みと偲んで居ります。春風秋雨、いく年か經て人皆變はりました。
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正岡容 |
【寄席行燈】
ハナシカは雪くれ竹のむら雀、ジャズっては泣き、じゃずっては |
牧野富太郎 |
【牧野富太郎自叙伝 第二部 混混録】
これは今から六十六、七年前の明治十四、五年、私が二十歳頃に書いたものである。そして今日これを読んでみると私は実に感慨に堪えないものがある。当時私は飽食暖衣別に何の不自由もなかったのであったから、時来れば必ず仰〔望〕の抱負を |
林不忘 |
【煩悩秘文書】
いつの時代、何人の置いたものか、石は、千古の三国荒れに揉まれ抜いて三角の角はお社の、格子づくりの扉をぴったり閉じ、奉納の絵馬の一つふたつ――黙念として春風秋雨の七年間、この今朝の三人の会合を待っていたかのように。 約束の場所である。伴大次郎と、江上佐助と有森利七と。 |
相馬愛蔵、相馬黒光 |
【一商人として ――所信と体験――】
ところが昨年南米ブラジルにおいでになることを新聞で知りまして、私はちょうど病床におりましたのですが、このたびこそはと起き上がり、主人を促して一緒に先生をお訪ねした次第でありました。本郷以来、春風秋雨幾十年は夢の間に過ぎ、鳥居先生は考古学の泰斗として外国にまでお名がひびき、ますます
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野村胡堂 |
【楽聖物語】
マリア・テレジアの別荘に合唱団の一員として伺候し、精一杯の茶目振りを発揮して、マリア・テレジアに「あのブロンドの |
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