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修羅苦羅
しゅらくら
怒りや嫉妬で心が激しく揺れ動くさま。 または、激しくいらだつこと。
作家
作品

二葉亭四迷

【 浮雲 】

 すなわち社内へ進入すすみいッて、左手の方の杪枯うらがれた桜の樹の植込みの間へ這入ッて、両手を背後に合わせながら、顔をしかめて其処此処そこここ徘徊うろつき出した。けだし、尋ねようと云う石田の宿所は後門うらもんを抜ければツイ其処では有るが、何分にも胸に燃す修羅苦羅しゅらくらの火の手がさかんなので、暫らく散歩して余熱ほとぼりを冷ます積りで。

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2024/06/28