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寸進尺退
すんしんしゃくたい
すんしんせきたい
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作家
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作品
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【大菩薩峠 胆吹の巻】
そこでお雪ちゃんはまた、弁信をかわいそうだと見ないわけにもゆきません。ごらんなさい、あの通り、あのたどたどしい足どりを。二万呎以上のエヴェレストの探検家の運ぶ足どりと同様に、弁信の身が吹き倒され、吹きまろばされるから、寸進尺退の有様、見るも
歯痒いばかりであります。山路が嶮しい上に、あの烈風がまともに吹き下ろすのだから、たまったものではありません。なるほど、音に聞く胆吹颪は怖ろしい、全く、弁信さんという人は進んでいるのだか、退いているのだかわからない、ああ、危ない、あの崖、あそこへ顛落した以上はもう助からない!
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Last updated : 2025/04/07