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大同団結
だいどうだんけつ |
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作家
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作品
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太宰治 |
【惜別】
三合会、哥老会、興中会などの革命党の秘密結社は、孫文を盟主として、もうとっくに大同団結を
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菊池寛 |
【二千六百年史抄】
つまり |
戸坂潤 |
【世界の一環としての日本】
右翼思想団体は次第に政治団体へ移行する。そしてその或る程度の統一を獲得するものと見られる。だが、どれも綱領に無理と無意味とが多いため、その大同団結ばかりでなく、連絡さえが成功するかどうか疑わしい。到底大衆的地盤を得るものとは思われない。在郷軍人の思想上の役割についても、あまり評価すべきものを見ない。一等きき目のあるものは依然としての上からの官僚的ファシズムの文化支配だろう。
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岸田國士 |
【荒天吉日】
例へば国策宣伝の写真展覧会に一度でも出品しましたか? それより何より、今度の写真家の大同団結に、兄さん一人、参加を拒んでるつていふのは、どういふわけです?
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清水紫琴 |
【誰が罪】
一郎が父耕作といふは、かつても彼がいひし通り、宮城にては、隠れなき旧家の大地主。その分をだに守りなば、多額納税の、数にも入るべき身上なりしに、小才覚ありて素封家には、似合はしからぬ気力ありしが、その身の禍、明治も廿、廿一の、政海の高潮四海に漲りて、大同団結の大風呂敷、ふわりと志士を包みし中に、捲き込まれての馴れぬ船出、乗合とてはいづれを見ても、某々の有力家、その来往を新聞に、特書せらるるほどの国士ながら、金力には欠乏を感ずる饑虎の羊となりて、
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陸羯南 |
【近時政論考】
期成同盟会は種々の分子をもって成立したるものなれば、あたかも昨年春の大同団結に類するものあり。すなわち各種の心事をもって同一の事業に向かうゆえに同盟会なるものは一の論派としてここに加うるの価格はあらず、吾輩はただ二期の連鎖としてこれを挙げんのみ。
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牧野信一 |
【貧しき文学的経験(文壇へ出るまで)】
当時の彼等のうち/\の気勢はそれはそれは素晴らしいものだつた。僕は彼等の熱心さには随分うたれた。励まされもした。羨ましくもあつた。さういふ僕を彼等は誤解したのである。吾々「十三人」は大同団結をなして既成文壇を打倒さなければならない。
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浅沼稲次郎 |
【私の履歴書】
その後昭和五年、当時の東京第四区(本所、深川)からはじめて衆議院議員選挙に打って出たが、これも三千二百票ばかりで惨敗した。ついで満州事変直後の昭和七年一月、総選挙が実施されたが、分裂した無産政党の大同団結がなり、全国労農大衆党が結成された直後でもあるので、私も大いに張切った。そのとき私ども全国大衆党の立候補者は“帝国主義戦争絶対反対”をスローガンとしてかかげた。
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