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大悪無道
たいあくむどう
たいあくぶどう
作家
作品

幸田露伴

【五重塔】

そういえばあいつのつらがどこかのっそりに似て居るようで口惜しくて情ない、のっそりは憎い奴、親方のむこうを張って大それた、五重の塔を生意気にも建てようなんとは憎い奴憎い奴、親方がやさし過ぎるので増長した謀反人め、謀反人も明智あけちのようなは道理もっともだと伯龍はくりゅうが講釈しましたがあいつのようなは大悪 無道ぶどう、親方はいつのっそりの頭を鉄扇でちました、いつ蘭丸らんまるにのっそりの領地をると云いました、

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三遊亭圓朝
鈴木行三校訂

【松の操美人の生埋 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し】

元は金森家の重役として大禄をも取った御身分でありながら、昨今此の辺に大分だいぶ押込が這入ったり追剥が出たりして、土地ところの者が一方ならぬ迷惑致すを、貴殿等の御所業とは知らんで有ったが実に驚いた 大悪無道だいあくぶどうわたくし素町人すちょうにんの身の上、馬の上に乗って斯う応対致すに、立派なお身柄でも草原くさはらへ下りて、大地へ頭を摺附けて其の如くお詫なさるが、そこが善と悪とのへだてで、貴方が今にも御改心なされば山三郎土下座を致して、重々無礼を致したとお詫を申さなければならん身の上、是よりぷッつり悪事をめて、お前さん元の粥河様になって下さい、

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2024/06/28