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大逆無道
たいぎゃくむどう たいぎゃくぶどう |
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作家
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作品
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島崎藤村 |
【夜明け前 第二部上】
当時、長州兵を敵として迎え撃ったものは、陛下の忠僕をもって任ずる会津武士であった。あの時の責めを一身に引き受けた長州侯ですら寛大な御処置をこうむりながら、慶喜公や会津桑名のみが大逆無道の汚名を負わせられるのは何の事かと言って、木曾福島の武士なぞはそれをくやしがっている。しかし、多くの庄屋、本陣、問屋、医者なぞと同じように、彼のごとく下から見上げるものにとっては、もっと大切なことがあった。
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喜田貞吉 |
【奥州における御館藤原氏】
またその後と称する御館藤原氏は、『陸奥話記』によると、源頼義が清衡の父経清を責めて「汝先祖相伝予が家僕たり。しかして年来朝威を忽諸し、旧主を蔑如す、大逆無道なり」といっており、『吾妻鏡』にも、頼朝勅許を得ずして泰衡を討伐する時の口実の一に、「泰衡は累代の御家人の遺跡を受け継げる者なり」とあるによれば、
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吉川英治 |
【私本太平記 湊川帖】
この主君に、彼は十代の幼いときからつかえてきた。敵側の者は大逆無道の人といったりするが、そもそも、
そも、また、義貞に、何の不義不忠があって、多年の
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