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大慶至極
たいけいしごく |
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作家
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作品
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三遊亭円朝 |
【詩好の王様と棒縛の旅人】
一 |
菊池寛 |
【奉行と人相学】
左膳は、三日にあげずやって来た。越前が、拙者の方からお邸へお伺いすると云ってもきかなかった。「いや、貴殿が日々のおさばきに、人相を利用して下さると云うことは、われわれ人相学者にとっては、大慶至極な事じゃ。これで、人相学も世に行われ、貴殿の名奉行ぶりも一段と |
坂口安吾 |
【安吾の新日本地理 長崎チャンポン――九州の巻――】
彼に随行していた小者(塩焼きかね)与一郎という者は三十五日の山狩が終った後になって捕えられた。「とりにがしのバテレンの小者を山狩の人数の引き申し候あとに捕えられ候由、大慶に存候」西宗真が大村彦右衛門に手紙を書いてます。とりにがしのバテレンの小者を捕えて大慶至極という、まことにナサケない話ながら、金鍔次兵衛の神通力が当代を風靡した有様、目に見る如くでありましょう。
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林芙美子 |
【新版 放浪記】
わけのわからぬ客を相手に、二円の収入あり。まず大慶至極。泥んこ道の夜店の古本屋で、チエホフとトルストイの回想を五十銭で買う。大正十三年三月十八日印刷。ああいつになったら、私もこんな本がつくれるかしら……。
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岸田國士 |
【女優と劇作家】
殊に、恋愛関係の有無に拘はらず、劇作家は女優の才能によつて、女優はまた劇作家の天稟によつて、それぞれ芸術的霊感を与へられ、之が為めに輝やかしい前途を見出すといふやうなことは、誠に大慶至極な話である。例を日本に求めること、さほど困難ではないが、これは読者諸君がとつくに御承知のことゝ思ふから、こゝでは世界の女優国、仏蘭西に例を取つて、思ひ出すまゝを記して見る。 |
中里介山 |
【大菩薩峠 道庵と鰡八の巻】
幸いにしてこの貧窮組は、それだけの騒ぎで鎮まりました。大塩平八郎も出ないし、レニン、トロツキーも出ないで納まりました。たまたま道庵先生あたりが飛び出して、お茶番を差加えたようなことで、ともかくも納まったのは国家のために大慶至極と申すべきです。
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久生十蘭 |
【顎十郎捕物帳 かごやの客】
「いかにも、これもなにかの因縁。 |
吉川英治 |
【私本太平記 新田帖】
「めでたく、鎌倉入りの御本懐をとげられて、大慶至極にぞんじまする。――在京中の主人高氏殿からも、右、くれぐれもとのおことばで。……ついては、お祝の辞を
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