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大器晩成
たいきばんせい |
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作家
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作品
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正岡子規 |
【歌よみに与ふる書】
自己の本領 |
太宰治 |
【失敗園】
「僕は、孤独なんだ。大器晩成の自信があるんだ。早く毛虫に這いのぼられる程の身分になりたい。どれ、きょうも
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下村湖人 |
【次郎物語 第二部】
源次も竜一も不合格組だった。竜一は、誰に向かっても、「全甲の次郎ちゃんでさえうからなかったんだから、僕がうからないのはあたりまえだい。」と言った。 源次は、二度目なので、さすがに少々てれてはいたが、二三日すると、どこで覚えて来たのか、「大器晩成だよ」などと言って、けろりとしていた。 |
永井荷風 |
【江戸芸術論】
加ふるに文化末年名古屋に |
織田作之助 |
【六白金星】
六白金星一代の運気は、「この年生れの人は、表面は気永のやうに見えて、その実至つて短気にて些細なことにも腹立ち易く、何かと口小言多い故、交際上円満を欠くことがある。親兄弟との縁薄く、早くより他人の中にて苦労する者が多い。また一字一句が思ひ当り、この文章がわづかに楢雄を慰めた。そして一晩掛つてこの文句を覚えることで、父に撲られた口惜しさがまぎれるのだつた。 翌日から楢雄は何思つたのか「将棋の定跡」といふ本を読み耽つた。著者の八段は「運勢早見書」によれば、六白金星で中年を過ぎてから三段になつて大器晩成の棋師だといふことだ。 |
久保栄 |
【イプセン百年祭講演】
一体、イプセンは大器晩成型の作家でありまして、たとえばゲーテは、もし三十で死んだとしても「ゲッツ」と「ウェルテルの悲しみ」を残して行ったわけで、しかも、この二つの作品は、同時代人を動かした傑作なのでありますが、
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岡本綺堂 |
【当今の劇壇をこのままに】
菊五郎吉右衛門も、今と大差なしで |
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