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他人行儀
たにんぎょうぎ |
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作家
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作品
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夏目漱石 |
【明暗】
して見ると、この間彼の所へそう云って来た垣根の |
芥川龍之介 |
【路上】
「学校は? 御休みですか。」「まだ始りませんの。来月の五日からですって。」 俊助は次第に二人の間の |
森鴎外 |
【雁】
問う人も、答える人も無意識に |
太宰治 |
【正義と微笑】
「それでいいじゃないか。」僕は、鈴岡さんをちょっと好きになった。「まったく、肉親の者にまで、他人行儀のめんどうくさい
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有島武郎 |
【或る女 (前編)】
「あなたみたいに水臭い物のおっしゃりかたをなさる |
徳冨蘆花 |
【小説 不如帰】
「そ、そいがいかん、そいがいかん。他人じゃなし、遠慮がいッもンか。そ、そ、そ、また編み物しなはるな。いけませんど。病人な「本当に済みません、やすんでばかし……」 「そ、そいが他人行儀、なあ。わたしはそいが大きらいじゃ」 |
内田魯庵 |
【美妙斎美妙】
美妙斎は少しも温か味がなかった。 |
岡本かの子 |
【花は勁し】
「では、こゝへでも腰をおかけな」椽側の金魚の鉢の傍へ座蒲団を出してやつた。自分の相手の他人行儀を庇つて、つい他人行儀に振舞ふのを不思議に思ひながら。 せん子のいふところによると、小布施の経過はあまりよくなかつた。結核患部にX光線をかけて貰ふのが唯一の頼みであるのを、小布施はどうしても専門病院に入院を肯じないといふのである。 |
吉川英治 |
【私本太平記 婆娑羅帖】
ともあれ、高氏は、赤橋家の人々とも、その日の一日でもうよく溶けあっていた。むしろ登子の方が他人行儀に見えた。彼女は始終、自分を外がわにおいて、良人と里方の者との融和を見ながら、ただ
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