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長身痩躯
ちょうしんそうく
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作家
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作品
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【聖アレキセイ寺院の惨劇】
鐘楼はまったくの闇だった。上方から凍えた外気が、重たい霧のように降り下って来る。二人の前方遙か向うには、円形の赭い光の中に絶えず板壁の羽目が現われて、法水の持つ懐中電燈が目まぐるしい旋回を続けていた。それがようやく一点に集注されると、ルキーンはアッと叫んでドドドッと走り寄った。半ば開かれた扉の間に、長身
痩躯
の白髪老人が前跼みに俯伏して、頤を流血の中に埋めている。
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【早耳三次捕物聞書 霙橋辻斬夜話】 堀丹波の土塀に沿うてみぞれ橋という小橋があった。そのすこし手前でまたもや駕籠が停まったところを、三次は闇黒に紛れて追い越した。橋の上を老人らしい侍が行く。その影のように、別の侍が後から刻み足に吸い寄ったと思う間に、先なる老人の頭上高く白い光りが閃めいた。が、この時、三次は夢中で長身痩躯の侍の背中に抱きついていた。
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Last updated : 2025/04/07