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忠臣孝子
ちゅうしんこうし |
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作家
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作品
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夏目漱石 |
【文芸と道徳】
してみると階級が違えば種類が違うという意味になってその極はどんな人間が世の中にあろうと不思議を |
森鴎外 |
【余興】
畑は快男子である。戦略戦術の書を除く外、一切の書を読まない。 |
宮本百合子 |
【日記 一九一四年(大正三年)】
らちもない只嬉しい気持で一日を送った。「リヤ王」を読む。「リヤ王」やその忠臣孝子の間には日本式な孔子の教のつたわってでも居そうな純な感じの好い感情がみなぎって居る日本の史劇の様な――こんな事も思われる。
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夢野久作 |
【近世快人伝】
筆者の記憶に残っている変った人物を挙げよ……という当代一流の尖端雑誌新青年子の註文である。もちろん新青年の事だから、郵便切手に残るような英傑の立志談でもあるまいし、神経衰弱式な忠臣孝子の列伝でもあるまいと思って、なるべく若い人達のお手本になりそうにない、処世方針の参考になんか絶対になりっこない奇人快人の露店を
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佐々木味津三 |
【右門捕物帖 耳のない浪人】
「――では、次なる芸当差し替えてご覧に入れまする。 |
坂口安吾 |
【堕落論】
いったいが日本の武人は古来婦女子の心情を知らないと言われているが、武士は仇討のために草の根を分け乞食となっても足跡を追いまくらねばならないというのであるが、真に復讐の情熱をもって仇敵の足跡を追いつめた忠臣孝子があったであろうか。彼等の知っていたのは仇討の法則と法則に規定された名誉だけで、元来日本人は最も憎悪心の少い又永続しない国民であり、昨日の敵は今日の友という楽天性が実際の偽らぬ心情であろう。 |
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