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独立独行
どくりつどっこう |
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作家
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作品
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二葉亭四迷 |
【予が半生の懺悔】
その時、親達は大学に入れと頻りに勧めたが、官立の商業学校に止まらなかったと同様に、官立の大学にも入らなかった。で、終(しまい)には、親の世話になるのも自由を拘束されるんだというので、全く其の手を離れて独立独行で勉強しようというつもりになった。
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田山花袋 |
【トコヨゴヨミ】
村から村へ三里もさびしい山路を通って行かなければならないような処を通る時には、勇吉の勇気も幾度か挫けた。「独立独行――何でも自分で生きて行くに限る。小学校でつかって呉れなければ、自分で働いて食うばかりだ。
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福沢諭吉 |
【徳育如何】
たとえば言語の如し。一地方にありて独立独行、百事他人に殊なりと称する人にても、その言語には方言を用い、壁を隔ててこれを聞くも、某地方の人たるを知るべし。
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夏目漱石 |
【道楽と職業】
そういう時期が何時かあったらどうするという意味ではないが、まああると仮定して御覧なさい。そうしたらそういう時期こそ本当の独立独行という言葉の適当に使える時期じゃないでしょうか。
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山路愛山 |
【明治文学史】
然れども彼の斯の如くに野暮なるは即ち彼をして名利の為め、栄誉の為めに節を売らしめず、独立独行、其議論を固守して今日に至らしめし所以なり。
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相馬愛蔵 |
【私の小売商道】
ただ自ら実験してこの目に触れた所の範囲内においていささか心付いたことを書いただけのことである、ゆえにきわめて眼界の狭いものであることをあらかじめ 御断りしなければならない。要するに良心に恥じず、独立独行誰の干渉をも受けずして、ただ自らの手足を働かせ、額に汗してもって得た所のいわゆる労働に対 する相当の報酬に由って自ら生活して行くだけの順序方法を書いたものに過ぎない。
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