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稲麻竹葦
とうまちくい
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作家
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作品
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【大菩薩峠 お銀様の巻】
同じ国内から選び出された騎手は武者振いして、馬の平首を撫でながら、我こそという意気を眉宇の間にかがやかしています。けれどもこうして、すべての桟敷も埋まり、見物も稲麻竹葦の如く集まっているのに、今日の催しの主催者であるべき駒井能登守が見えないのに、なんとなく物足りない気持をしているものもありました。しかし、その心配は直ちに取払われてしまいました。
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【八ヶ嶽の魔神】
二人の武士はセリ詰めて来た。尚、葉之助は動かなかった。
場内は寂然と静かであった。松明の火が数を増した。火事場のように赤かった。後から後からと無数の信者が、出入り口からはいって来た。みんな得物を持っていた。
出番の来るのを待っていた。まさに稲麻竹葦であった。葉之助よ! どうするつもりだ
その時鏘然と太刀音がした。
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Last updated : 2024/06/28