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闘志満満/闘志満々
とうしまんまん |
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作家
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作品
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太宰治 |
【市井喧争】
「それあ、たのしんでいる。僕は、四円もとられたんだぜ。」「安いもんじゃないですか。」言下に反撥して来る。闘志満々である。「カフェへ行って酒を呑むことを考えなさい。」失敬なことまで口走る。 |
木村荘八 |
【両国今昔】
二十八や六では、絵の世界なんかでは、余程出来がよからうとも高々タチがいゝらしい、位に片付けられる駈け出しに過ぎないものを、からだの何所から何所ま でピチピチと張り切つた闘志満々の名寄が、右手をぐつと半円に大きく張つて、陣太刀を高々と捧げながら、双葉の土俵入りに随ふ昂然たる天下をとつたやうな 顔を見ると、平素この人が、一体何を考へてゐるだらう、と訝らせるものがある。
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坂口安吾 |
【勝負師】
「第三局は驚くべき闘志だつた。負けて駒を投じてからも、闘志満々、あとの二局を見てゐろ、といふ凄い気魄がこもつてゐた。今までの木村ぢやない。驚くべき気魄だ」
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谷譲次 |
【踊る地平線 血と砂の接吻】
私の眼下に黄塵を上げて荒れ狂ってる「黒い小山」を見ても |
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