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我儘気儘
わがままきまま
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作家
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作品
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【浮雲】 此間も私がネ、『お前ももう押付お嫁に往かなくッちゃアならないんだから、ソノーなんだとネー、何時までもそんなに小供の様な心持でいちゃアなりませんと、それも母親さんのようにこんな気楽な家へお嫁に往かれりゃアともかくもネー、若しヒョッと先に姑でもある所へ往んで御覧、なかなかこんなに
我儘
気儘をしちゃアいられないから、今の内に
些と覚悟をして置かなくッちゃアなりませんヨ』と私が先へ寄ッて苦労させるのが可憐そうだから為をおもって言ッて遣りゃアネ文さん、
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【片隅の幸福】
大の字に寝て涼しさよ――はさすがに一茶的である。いつもの一茶が出ているが、つづけて、淋しさよ――とうたったところに、ひねくれていない正直な、すなおな一茶の涙が滲んでいるではないか。
彼が我儘気儘に寝転んだのはどこであったろう。居候していた家の別間か、道中の安宿か、それとも途上の樹蔭か、彼はそこでしみじみ人間の幸不幸運不運を考えたのであろう。切っても切れない、断とうとしても断てない執着の絆を思い、孤独地獄の苦悩を痛感したのであろう。
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【こがね丸】
今匹夫の勇を恃んで、世の胡慮を招かんより、無念を堪えて英気を養ひ以て時節を待つには如かじ」ト、事を分けたる文角が言葉に、実もと心に暁得りしものから。黄金丸はややありて、「かかる義理ある中なりとは、今日まで露知ず、真の父君母君と思ひて、我儘
気儘に
過したる、無礼の罪は幾重にも、許したまへ」ト、数度
養育の恩を謝し。
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- このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。
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Last updated : 2024/06/28