|
■このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
夜郎自大
やろうじだい |
|
作家
|
作品
|
---|---|
種田山頭火 |
【種田山頭火句集 草木塔】
孤寒[#「孤寒」の二文字に傍点]といふ語は私としても好ましいとは思はないが、私はその語が表現する限界を彷徨してゐる。私は早くさういふ句境から抜け出したい。この関頭を透過しなければ、私の句作は無礙自在であり得ない。(孤高[#「孤高」の二文字に傍点]といふやうな言葉は多くの場合に於て夜郎自大のシノニムに過ぎない。) |
中里介山 |
【大菩薩峠 畜生谷の巻】
たとえば、この人は、初対面の自分をつかまえても呼捨てであるが、いわゆる「新お代官」の |
中里介山 |
【百姓弥之助の話 第一冊 植民地の巻】
「あれは困りものです、そもそもこの村のアクの抜けない先輩共がいけないのです、拙者の名が多少世間に知られているのを、自分の家族か何かのように心得る のはまあいいとして、おれは斯ういう世間に通った名前も、呼び捨てに出来るのだという、卑しい夜郎自大の見えから、そう呼ばなくてもいい場合に、閑山閑山 と云っては鼻にかけるというわけで、親しみから来ているのではない、一種のアクの抜けない田舎者根性から出ているのです、
|
|