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容姿端麗
ようしたんれい |
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作家
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作品
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坂口安吾 |
【明治開化 安吾捕物 その六 血を見る真珠】
真珠貝の採取場の移動につれて、名もない浜辺に一夜にして数千数万の市が立ち、南洋土人の潜水夫やその家族に立ちまじって富裕な仲買人や船主や銀行家が従者をつれ高価な葉巻をくゆらして通り、又その家族の白人の美しい女たちや黒いながらも神秘なまでに容姿端麗なアリアンの美女が白衣をまとうて木蔭に憩うていたりする。
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織田作之助 |
【勧善懲悪】
ところで、お前は妾のことをお千鶴に嗅ぎつけられても、一向平気で、それどころか、霞町の本舗でとくに容姿端麗の女事務員を募集し、それにも情けを掛けようとした。まず、手始めに広告取次社から貰った芝居の切符をひそかにかくれてやったり、女の身で必要もない葉巻を無理にハンドバックの中へ入れてやったり、機嫌をとっていた。
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海野十三 |
【人間灰】
「私が技師の青谷二郎です。――」続いて後に立っていたのが、こんな風に名乗りをあげたが、これは工場主とはちがって、すこし 「一体どうしたのかネ」と署長は無遠慮な声を出した。 |
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