作品に出てくるものの数え方(助数詞)
 
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幕
作 家
作 品
芥川龍之介
【続西方の人】
フアウストの第二部の第一幕は実にこの吐息の作つたものと言つても善(よ)い。
岡本綺堂
【半七捕物帳 唐人飴】
それだけを見物して、半七はもう帰ろうとしたが、また思い直して次の一幕を見物した。次は楼門の場である。
森鷗外
【青年】
見物はもうみんな揃(そろ)って、興行主の演説があった跡で、丁度これから第一幕が始まるという時であった。
太宰治
【火の鳥】
高須隆哉が楽屋を訪れたときには、ちょうど一幕目がおわって、さちよは、楽屋で大勢のひとに取り巻かれて坐って、大口あいて笑っていた。
平出修
【公判】
さう云ふときにじたばたしない修練は或は必要かもしれないが、さもないことで、神経の昂ぶるに任せて、目の前に見るやうな一幕ものの舞台を考へると云ふことなど、その光景から恐怖や欝憂(うついう)を握(つか)まされると云ふことなど、みんな意思の命ずる処ではないのだ。
葉山嘉
【樹海に生くる人々】
それは、全くおもしろい、こっけいな、喜劇一幕を演ずるのだが、今は、サンパンが用意されようとしている。
 
   
 
 

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Last updated : 2024/06/28