『近世流行商人狂哥絵図』に見る |
『小僧勧化 』
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・原文/翻刻(歴史的仮名遣い。*変体仮名は現用に置き換え)
シユウ〳〵サソハダ
シユウ〳〵サソハダ
それそれ小僧よ
あしこでくださるぞ
ぐわんいしくどく
びやうとうりやく
せいつさい
ほつぼだいしん
おうちやうらい
シユウ〳〵サソハダ
シユウ〳〵サソハダ
《近世流行商人狂哥絵図》
小僧勧化
シユウ〳〵サソハダ
シユウ〳〵サソハダ
それそれ小僧よ
あしこでくださるぞ
ぐわんいしくどく
びやうとうりやく
せいつさい
ほつぼだいしん
おうちやうらい
シユウ〳〵サソハダ
シユウ〳〵サソハダ
・読み下し(現代仮名遣い・漢字交じり・振り仮名)
シュウシュウサソハダ
シュウシュウサソハダ
それそれ小僧よ
あしこで下 るさぞ
願以此功徳
平等利益
是一切
発菩提心
応頂礼
シュウシュウサソハダ
シュウシュウサソハダ
《近世流行商人狂哥絵図》
小僧勧化
こぞうかんげ
シュウシュウサソハダ
シュウシュウサソハダ
それそれ小僧よ
あしこで
シュウシュウサソハダ
シュウシュウサソハダ
- 「あしこ」は、「あそこ(彼処/彼所)」のことか。
- 若い僧が十数人の組になって街中を托鉢をして修行をした。勧化僧とも。
- 現在の午後5時前後の七つ頃に修行に出ることから、七つ坊主ともいわれた。
- 大人の僧は大きな木魚を、小僧は小さな木魚を打ち鳴らす姿が描かれている。下に参考として引用した画像では、拍子木を打ち鳴らす。
《参考 》歌川広重三代『広重人物画稿』に描かれた「七つ坊主」
《参考 》岡本昆石 (経朝) 編『古今百風吾妻余波』に描かれた「七つ坊主」
《参考 》野村文紹著『世の中のくさぐさ記』に描かれた「七つ坊主」
『小僧勧化』(曲亭馬琴・近世流行商人狂哥絵図)
・原文/翻刻(歴史的仮名遣い。*変体仮名は現用に置き換え)
シユウ/\サソハダ
シユウ/\サソハダ
それそれ小僧よ
あしこでくださるぞ
ぐわんいしくどく
びやうとうりやく
せいつさい
ほつぼだいしん
おうちやうらい
シユウ/\サソハダ
シユウ/\サソハダ
シユウ/\サソハダ
それそれ小僧よ
あしこでくださるぞ
ぐわんいしくどく
びやうとうりやく
せいつさい
ほつぼだいしん
おうちやうらい
シユウ/\サソハダ
シユウ/\サソハダ
・読み下し(現代仮名遣い・漢字交じり・振り仮名)
シュウシュウサソハダ
シュウシュウサソハダ
それそれ小僧よ
あしこで下 るさぞ
願以此功徳
平等利益
是一切
発菩提心
応頂礼
シュウシュウサソハダ
シュウシュウサソハダ
シュウシュウサソハダ
それそれ小僧よ
あしこで
シュウシュウサソハダ
シュウシュウサソハダ
「
「二十三番狂歌合」「流行商人絵詞二十三番狂歌合」「近世商人狂歌合」などとも呼ばれます。
画像は国立国会図書館所蔵によります。このページでは、画像を明るくするために当サイト独自の色彩補正を行っており、国立国会図書館が公開している原画とは色調が若干違います。