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方正謹厳
ほうせいきんげん
非常に真面目で慎み深く、心や行いが正しいさま。謹厳方正とも。
謹厳方正
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作家
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作品
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【義血侠血】
渠は実に死すべしと念いぬ。しだいに風歇み、馬駐まると覚えて、直ちに昏倒して正気を失いぬ。これ御者が静かに馬より扶け下ろして、茶店の座敷に舁き入れたりしときなり。渠はこの介抱を主の嫗に嘱みて、その身は息をも継かず再び羸馬に策ちて、もと来し路を急ぎけり。
ほどなく美人は醒めて、こは石動の棒端なるを覚りぬ。御者はすでにあらず。渠はその名を嫗に訊ねて、金さんなるを知りぬ。その為人を問えば、方正謹厳、その行ないを
質せば学問好き。
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【明治人物月旦(抄)】
閣下の失策は自ら官紀紊乱の事実を認めつゝありと断言せざる可からず、而して是れ実に方正謹厳の風采家を以て有名なる閣下の統督せる内閣の現状なり、
但だワルポールは初めより正人君子を以て自任せず、其言動亦放胆磊落にして、其人物と頗る相照応したりしも独り閣下は方正謹厳の風采家たるを以てして、漫にワルポールの故智を学ばむとするは、我輩甚だ奇異の感なき能はざる所なり。
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Last updated : 2024/06/28